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  • 05/18/23:20

05.26.20:15

真の実在と生成消滅

アカデメイアを創設したかのアテナイの大哲学者プラトン(BC427~347)の提唱したイデア論を少しご紹介いたします。

・・・・・・・・・・・・当時、民主政治は相対主義が横行する時代となっておりました。

彼は、そのような世情を嘆き、以下のようなイデア論を論じました。

『人々は狭い洞窟に鎖につながれ、その洞窟の中で、あたかも影絵を見ているような存在である』と。

つまり人々は、洞窟の中の炎で照らされた物体が、壁画に写しだす偽りの影こそが世界である、と信じ込まされているのです。
人々は、『影』を本物と思い込んでいるのです。人々は虚偽を真実であると誤認しているのです。

例をご紹介しましょう。
皆さんは、三角形を描いたことがあると思いますが、誰か一人でも、正確な三角形を描いた人はいらっしゃるでしょうか??
少しでも辺ががゆがめばそれは違うものです。もし、紙が少しでも歪んでいれば、それは非ユークリッド幾何学であり、内角の和は決して180度になりません。
同様に・(点)がありますが、これは点ではありません。点ではありません。そもそも、人間には点を描くことはできません。丸ではなく、四角でもなく、幅も面積も持たないのもが点です。

すなわち、我々は、小学校で習う図形についても、その真の姿を知覚できた人はだれもいないことになります。
つまり、我々は現に、生成消滅する『影』を見ているのに過ぎないということになります。
換言すると、『世界は本当でないものから成っている』ということになります。

では、この世界は本当に偽りなのでしょうか??

・・・・・・to be continued

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