05.18.15:04
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05.22.17:48
/邂逅の砌/
どうでもよかった。
夜更けすぎにまで及んだくだらないレポートとの格闘は、今朝がたのうざったらしい爆音のチャイム虚しく、枕元の短針と長針が示すパライダムリズムの8:40という数値の基にあっけなく水泡と化した。
『まじかよ!?・・・・・・・』
もう、本当にどうでもよくなってきた。
今日も怠惰でくだらないあの日常をリピートするだけかと思うとそれだけで気が萎える。
まったく奴らは何が楽しくて悲しくて、こんなブタ箱の中での生活に耐えているのであろうか?
まったくわかんねー。
かつてあの天才A.E博士はこう仰せになっとなのだぞ!
『私がおかしいのか?それとも君がおかしいのか?』
1921年、ようやく博士の業績が認められてノーベル賞の騒ぎになったとき、その内容を何も知らず、ただ記事になりそうなことを根掘り葉掘り聞いてくるうざったいマスコミに対して、彼はそう一蹴したのだよ、ワトソン君!!
まさに孤高の天才!!やることが違いますね!!
一人愚痴ってる間にいつものくだらない寮内放送が、やる気のない電波を伴っておれの鼓膜を刺激した。
畜生め。
ベッドに張り付いた鉛みたいな体を引きはがすと、おれはよろめきながら洗面所に行くしかなかった。
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