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  • 05/18/19:11

07.23.23:24

H17 論述

 H17小論文 

 

(論点)いまや60億以上の人類は、差異はあるもののエネルギーを消費し、科学技術を発展させ生活の向上を図ってきた。すなわち、この対価として我々は環境を破壊してきたと言える。また、化石・原子力・再生可能のいずれにおいても、環境に影響を与えないエネルギー源は存在しない。

 これらの認識に立ち環境保護と生活レベルの向上の観点から、エネルギー利用において科学技術が果たせる役割及び我々が果たすべき役割について論述せよ(800字以内)。

 

 我々は何かを得ようと欲する時、何かしらの形でその対価を支払わなければならない。それは、労働であり、貨幣であり、エネルギーである。長い人類の歴史の中で、我々が近代的な生産方法と生活の形式を身に付け始めてからわずか2世紀半の間に、我々はその強欲故に、莫大な対価を払わなければならない状況に陥っている。それが現状の環境問題であり、エネルギー問題である。

 人間は自然界に対し、そこにある資源を搾取し、それを都合の良いものに形を変え、それを道具として使って生きている。これは有史以来の変わらぬ理である。従って、原理的に環境に対して影響を与えないことは不可能である。問題は、如何にしてその負荷を最小限にしつつ生活を営んでゆける方法を見出すかということである。その方法を探求するためのツールが、科学技術である。我々は科学技術に、あるいは社会システムに支配されるのではなく、これらをうまく使いこなす技量が今の時代求められている。

 科学技術は我々の常識と限界を超える発見をいくつも為してきた。近年はその速度はいよいよ目覚ましく、かたや生命の起源や宇宙創成の謎をも解き明かそうとしている。問題はこれらを扱う我々が、これらの技術をどのようにして有効なエネルギー源として利用するべきかということを国際的に議論し、本当の意味での共生と持続可能性について、その在り方を定義していかなければならない。これまでは、資本主義の名のもとに、どれほど環境を破壊しようと問題はなかった。しかし、今や時代は変わりつつある。地球は有限である。我々が今後も長きに渡って繁栄し続けるには、ある制約のもとに生活を営んでいかなければならない。

我々は生活レベルの向上と、環境破壊とのジレンマを断ち切る新たな目標を世界市民一丸となって打ち立てなければならない。その目標を指し示す役割が我々の知的生産活動であり、その目標を達成する手段が科学技術である。
(795字)

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